ラム酒の世界人気投票をやったら、まずこいつが1位になることでしょう。
どこで、誰に聞いても最高においしいといわれるラム酒。
ロン・サカパ・サンテナリオ23年をご紹介しよう。
あまりにも有名かつ人気があり多くを語る必要はないかもしれない。こいつはもう、とにかくうまい。
グラスに注ぐと優しい甘い香りが漂う。
ストレートで口に含むと広がる驚くほど複雑で芳醇でコクのある味わい。しかし重すぎず、しつこさもない。
この甘味と重みのバランスが人々にThe Greatest Rumと言わせるのだろう。
通常ラム酒はサトウキビを絞り、砂糖を取りその残りでサトウキビジュースを作りこれを蒸留して作られる。(全ラム酒のうち90%はこの製法)
ロンサカパはサトウキビをそのままジュースにし、これを濃縮し、シロップ状にしたものに酵母を加え発酵させたものを蒸留している。
また、熟成工程も独自のシステムで行われており非常に複雑であり、熟成の途中で6~23年熟成したラムをブレンドして作られる。
迷ったらまずこいつ。
まずはストレートで飲んでみてください。
重すぎると感じる人はグラスに大きい氷を入れて、氷を溶かしながら味と香りの変化を楽しんでいただいても面白いかと。